#author("2025-06-23T08:20:09+09:00","","") #author("2025-06-23T08:20:42+09:00","","") *FDM(Fused Deposition Modeling)式3Dプリンター [#j33c4764] -FFF(Fused Filament Fabrication)ともいう &br; **フィラメント [#b3aeed8d] -フィラメント ひも状に加工された樹脂で、これを溶かして積み重ねる 素材によって必要な温度、適切な温度が異なり、物によっては湿度にシビアだったりする &br; -いろいろなフィラメント https://flashforge.jp/benefit_list/3dprinter-filament/ --PLA 造形中のニオイが少ない 熱収縮がABS樹脂に比べて少なく大きめの造形物に向く ABS樹脂に比べて強度や熱に弱い --ABS 強度があり、日用品や雑貨などの造形に向く 後加工や塗装も容易 熱収縮率が高く、形状によっては反りが出る --PTEG 衛生面や耐熱性に優れ靭性と強度が求められる生活用品に向く 透明性も良好、加工も可能 &br; -ノズル温度260度以上の機種 BIBO2 9万 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MGG92RJ/ &br; -ノズル径 https://twitter.com/hogeyama_pics/status/1122082185471643648 一般用途なら0.4㎜ 1/12の小物クラスだと0.3ぐらいが良さそう &br; ***PLA(ポリ乳酸) [#j7b6d457] -特徴 弾力がないが強固、温度も低いのでごく一般的なフィラメント エントリーモデルで使用するのは基本的にこれ &br; -Flashforge PLAフィラメント プリント温度:190℃-220℃ プラットフォーム:50℃度 &br; -ABSかPLAか? 正しいフィラメントの選び方 https://makezine.jp/blog/2014/12/abs-or-pla-choosing-the-right-filament.html &br; ***PETG (ポリエチレンテレフタレートグリコール変性)[#y060603b] -特徴 https://www.usagi1975.com/070720181724/ https://i-maker.jp/blog/petg-filament-11520.html ABSとPLAのいいとこどりのような位置でエントリー機種でも使える UVで劣化する(数年程度なら気にするほどではないという意見もある) &br; -https://lowreal.net/2018/03/23/1 3Dプリント用の素材のオススメは圧倒的にPETG ABSより温度管理はシビアだが反りが少ない &br; -PTEG-CF、カーボンPETG カーボンを添加し強度を向上させたフィラメント https://nakarobo.at.webry.info/201903/article_7.html # 混ぜ物が入ってるタイプはノズルにダメージがいくらしい &br; -Flashforge PTEGフィラメント プリント温度:220℃-240℃ プラットフォーム:面積の大きいものは80℃-100℃度 &br; -LONGSELL PETG https://www.amazon.co.jp/dp/B07N2JYMJW/ 1㎏ 2500円 --レビュー PETGとしては標準的な扱いができてなかなか良い 乳白色的な濁った透明度。 PETGは全体に3パターンあって、1.柔らかくて艶のあるもの、2.硬めで艶の少ないもの、3.高温が必要で丈夫なもの、 だが、このフィラメントは2番のタイプ。 AnetA8でヒータ235度 ベット60度 スピード60 &br; ***ABS (アクリロニトリル ブタジエン ポリスチレン)[#o4367d6a] -特徴 弾性が欲しい場合はこちらを選ぶ PLAより要求温度が高いため、上位機種が対応する &br; -ABSの反り対策 https://voltechno.com/blog/3dprinting-abs/ http://www.weekend-makers-lab.com/3d%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/728 オープン型は断熱材で囲めば安定する ベッドとの接地面積を広く(ブリム、スカート、ラフトをつける)する 序盤で浮いてきた場合はタミヤセメントでリカバリできる &br; -Flashforge ABSフィラメント プリント温度:220℃-240℃ プラットフォーム:80℃-110℃度 500g/2700円 &br; -Polymaker ABS https://www.amazon.com/dp/B07199449V/ 1㎏ 本体+送料=35USD &br; ***PC(ポリカーボネート) [#e3642309] -PC(ポリカーボネート) https://reprap.org/wiki/Polycarbonate 優れた素材だが溶融温度が高め 250~270度 ABSより反りやすい PLAの半分の速度でプリントすると良い # 厳密には結晶化してないので本来のPCより強度は落ちる &br; -Polymaker PC https://www.amazon.com/dp/B01KT3K0FW/ ノズル260℃、ベッド80℃でいける 750g/50USD --日本の代理店 http://www.poly-maker.jp/ 750g/6000円 &br; -Flashforge PC 500g プリント速度:60-90mm/s 対応機種:Guider2、Creator3 プリント温度:240-260℃ プラットフォーム:100-120℃ 3000円 &br; ***ASA [#r41829ee] -Polymaker ASA https://www.amazon.com/dp/B07QN4BKMJ/ Nozzle Temperature:240˚C – 260˚C Bed Temperature:75˚C – 95˚C Bed Surface:BuildTak® & Magigoo 1㎏ 29.99USD --備考 ABS同様に反りやすい 265度+90度BuildTak &br; -SHINA ASA https://www.amazon.co.jp/dp/B07H85L6B2/ 印刷温度:235〜260℃ ホットベッド:80〜100°C 1㎏ 3000円ぐらい # 評価が不明 &br; ***表面が綺麗に出るフィラメント [#b74ac4c9] -クホリア等、積層ピッチを細かく設定できる機材が必要 &br; -Carbodeon uDIAMOND PLA+ https://twitter.com/info_PW/status/1103956317398429699 クホリアで使うと表面が非常に滑らかに出せる 210~220℃くらい https://3dfs.idarts.co.jp/items/14636942 500g 8640円 https://carbodeon.com/product/udiamond/ Nozzle temperature 220°C - 250°C (depending on speed) Printing speed 50-500 mm/sec Bed temperature 0°C - 50°C 1㎏ 59EUR+送料 &br; -クホリアフィラメント https://twitter.com/genocidekitten/status/1116059053946314753 Adventure3 0.08で出した例 &br; ***その他 [#k9719f48] -ナイロン 吸湿しやすく、収縮率も高い &br; ***防湿ケース [#oa72a65d] -フィラメント防湿ケースを作る実験 https://note.com/875hanako/n/n29843b31512a &br; ** Bambu Lab [#u2722df1] -公式 https://bambulab.com/ja-jp &br; -H2D デュアルヘッド、レーザー加工に対応した複合機 造形サイズ:350×320×325mm 本体サイズ:49.2cm × 51.4cm × 62.6cm AMS付きで¥399,800 円 10Wレーザー付きで¥495,600 円 --レビュー https://www.esplo.net/ja/posts/2025/04/H2D_first_review 導入からテストプリントぐらいまで https://www.youtube.com/watch?v=VqOV1U5VAPo 1層に2色までなら非常に早く(A1で4.5h→H2Dで1.5h)ゴミも出ない TPUが使いやすい PLAがサポートに使える ノズル切替時にガチャガチャ大きめの音がする ゴミは出ないがパージタワー必要 スライス後はフィラメント交換不可 &br; -X1C(X1-Carbon) 箱型 造形サイズ:256mm角 プリンター単体のフラッグシップモデル フィラメント全対応 AMS付きで¥229,000円 &br; -P1S 箱型 造形サイズ:256mm角 上位モデル 対応フィラメントがやや多い AMS付きで¥140,000円 &br; -A1 解放型 https://bambulab.com/ja-jp/a1 造形サイズ:256mm角 ホットエンド:300 ℃ ノズル直径:0.4mm(オプション:0.2、0.6、0.8mm) ビルドプレートの最大温度:100℃ 対応フィラメント:PLA, PETG, TPU, PVA https://www.amazon.co.jp/dp/B0D17TMWFB セールで55,000円 &br; -A1 mini 解放型 造形サイズ:180mm角 ホットエンド:300 ℃ ノズル直径:0.4mm(オプション:0.2、0.6、0.8mm) ビルドプレートの最大温度:80℃ 対応フィラメント:PLA, PETG, TPU, PVA https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRYJBKQQ セールで32,800円 &br; -AMS 自動素材供給システム 箱型で多色印刷や自動切替に対応している ¥45,800 円 &br; ***連続印刷MOD [#xc8782a1] -Farmloop https://www.youtube.com/watch?v=4JZtn1oan6k 【無料】Bambu Lab A1 mini/A1で連続印刷!追加コストゼロ&PEIプレート1枚で実行できるFarmloopシステムを実際に使ってみた! #3Dプリンター 印刷物を毎回跳ね飛ばすことで連続印刷する仕組み 連続印刷してると動いちゃうので滑り止めを敷いた方が良い ベッドにブリム?を印刷するタイプは残っちゃうので不適 &br; -Swapmod https://www.youtube.com/watch?v=sK0J1bCtouo 家が工場に変身!全自動プレート交換で生産性を向上させるswapmod A1m kit Bambu lab 3Dプリンター Polymaker ビルドプレートを差し替えることで連続印刷する仕組み &br; **FLASHFORGE [#f6a8acab] -ADVENTURER3 http://flashforge.co.jp/adventurer3/ 造形サイズ:150ミリ角 ホットエンド:240度まで(235度までしか設定できない?) ベッド:100度まで 造形精度:0.05mm~0.4mm ノズル:0.4㎜ XY軸精度:0.011㎜(11Micron) Z軸精度:0.0025㎜(2.5micron) フィラメントが切れても待っててくれる 国内は公式通販のみ 本体+消費税+送料=7万 --Ali公式? https://ja.aliexpress.com/item/32921988518.html 本体+送料=480USD &br; -Adventure3 Lite https://ja.aliexpress.com/item/4000105314538.html リモートカメラと、フィラメント残量警告をオミットしたモデル 本体+送料=350USD &br; -レポ https://togetter.com/li/1262082 230度までしか設定できない ABSはギリギリの模様 http://regz91.com/sp/Adventurer3.html ABSの反り対策 庫内を70度に ベッド高さ調整機構 ターボファンダクトの交換 &br; -Adventurer3さんのプチ改造 https://twitter.com/info_PW/status/1145748472311631872 エクストルーダ押さえスプリングを弱化弱めてフィラメントの傷を軽減しレイヤーノイズを低減。 フレキシブルの代わりにアルミ板をガチ固定 &br; -adventurer3 https://twitter.com/compon/status/1157834655703261184 分解したりパーツ交換したりしないで普通に1年持ちこたえた &br; -インプレ等 https://www.s-m-l.org/adventurer3.html https://locaq.hatenablog.com/entry/2018/07/29/010601 &br; -ヘッド距離校正 https://nssngt.com/2018/09/12/532/ &br; -GuiderII http://flashforge.co.jp/guider2/ プリントエリア:X280×Y250×Z300mm 造形精度:0.05mm~0.4mm ホットエンド240度までとあるが、どうやってPC対応するのか? サイズと温度以外はAdventure3とほぼ同じスペック 18万 https://ja.aliexpress.com/item/32846957310.html 1625USD &br; **Qholia クホリア [#o1800f7d] -http://q-ho.com/products/Qholia/Qholia.php 造形可能範囲 : X210 × Y205 × Z205mm X,Y方向最小移動単位 : 0.005mm(5micron) Z方向最小移動単位 : 0.000125mm(0.125micron) ノズルが交換できる 260度まで 完全受注生産 324,000円 &br; -付属のテストモデル https://twitter.com/tamu_tom/status/1123182564720570369 &br; **Tiertime [#i84d5c71] -AFINIA(アフィニア) H400+ https://afinia.com/3d-printers/h400-plus/ Build volume:120 × 120 × 120 mm XYZ accuracy:2, 2, 2 micron エクストルーダー:299度まで ベッド:70度まで 749USD --備考 アフィニアはUSで展開してるブランド 重量的にはUPmini2無印と同等 作業エリアは小さめだが、融解温度が高いので素材が選べる &br; -Tiertime UP mini 2 https://www.tiertime.com/up-mini-2/ こっちが本家 120 x 120 x 120 mm 温度が書いてないが、対応素材にPCがあるから多分299度 積層ピッチ:0.15 /0.20 /0.25 /0.30 /0.35 /0.40mm 細かいスペックが書いてない 599USD+送料120USD=720USD(China) 日本版:10万 &br; -Tiertime UP mini 2 ES https://www.tiertime.com/up-mini-2-es/ 積層ピッチ:0.15 /0.20 /0.25 /0.30 /0.35mm 699USD 日本版:12.5万 &br; -UP Box+ https://www.tiertime.com/up-box-plus/ Build Volume:25.5 x 20.5 x 20.5 cm ノズル:0.2/0.4/0.6 mm 積層ピッチ:0.10 /0.15 /0.20 /0.25 /0.30 /0.35 /0.40 (mm) Z軸:50 microns UPシリーズの大型モデル https://shop.tiertime.com/product/tiertime-up-box-plus-3d-printer/ https://www.amazon.com/dp/B01MAYMBUH/ 本体+送料=1800USDぐらい &br; -純正フィラメント ABS 500g*2 40USD+送料29USD &br; -レポ https://twitter.com/i/moments/842936330153730048 いろんなフィラメントを試してる &br; -Blenderと単位 http://undo0530.hatenablog.com/entry/2018/05/12/231801 1BlenderUnit単位がUP studio側では1mmとなる &br; **XYZprinting [#a4e46e28] -フルカラー https://www.xyzprinting.com/ja-JP/product-level/PROFESSIONAL/color-series インクジェット印刷機と合体していて、フルカラー立体物の出力ができる &br; -ダヴィンチ Color フルカラー出力サイズ 185 x 185 x 150 mm 積層ピッチ 0.1 ~ 0.4 mm Z 位置の精度 0.0004 mm ノズル直径 0.4 mm 728,000円税抜 &br; -ダヴィンチ Color mini 130 x 130 x 130 mm 積層ピッチ 0.1 ~ 0.4 mm Z 位置の精度 0.0004 mm ノズル直径 0.4 mm 248,000円税抜 &br; **その他の機種 [#pbd33076] -ANYCUBIC i3 MEGA-S 約210x210x205mm 組み立て式 4万弱 https://ja.aliexpress.com/item/32962303741.html 260USD --カスタマイズ https://note.mu/newspeak/n/n9b639697a854 &br; -Zortrax M200Plus https://www.zortrax.sin.jp/ 200*200*180mm ノズル:0.4mm 90-390microns 275,000円 &br; -Infinity3DP https://3dprinter.co.jp/infinity3dp/x1/ 36万 &br; **Tips [#i11972f0] -FDM(FFF)3Dプリンタで印刷する機械部品をモデリングするときの、小さな工夫のいくつか https://note.mu/newspeak/n/n74b6bd36fac7 &br; -サポート材のスライス設定に真正面から取り組む[FDM 3Dプリンタ] https://note.mu/newspeak/n/n11709a83c1d7 &br; -表面を滑らかにできるスライサー https://twitter.com/mhigashiyama/status/1171666691790688256 &br; -透明な出力品を得る https://idarts.co.jp/3dp/fff-3d-printer-transparent-parts/ &br; -表面処理 https://twitter.com/Nonono_Xs/status/1130436289784832000 ABSの場合、切れ端をアセトンで溶けば溶きパテとして使える &br; -フィラメントの防湿 https://lowreal.net/2018/10/22/1 除湿剤と一緒にケースに入れる フィラメント取り出し穴もつける &br; -吸湿した3Dプリンター用フィラメントの出力品質低下例と加熱乾燥による改善例 http://hitoriblog.com/?p=59149 &br; -ルビーノズル https://twitter.com/nature3d_/status/1185873340470198273 ガラス繊維が多いPLAなどを扱う場合、ステンレスノズルではすぐノズルが劣化してしまう ルビーノズルを使うことで安定した出力が得られる &br; -FDM(FFF)3Dプリンタで印刷する機械部品をモデリングするときの、たくさんの小さな工夫 https://note.com/newspeak/n/n74b6bd36fac7 &br;