FDMメモ † 
乾燥機能付きフィラメントボックスの制作 † 
- 完成図

本稿では斜め上に取り出す方式で制作しましたが、本体への接続を考えると
低い位置に水平に取り出す方が取り回しが良いかもしれません
- 出力
スライサーにSTEPファイルを読ませると完成図は見られるが個別に印刷はできないっぽい
STLファイルを上から読ませていけばおそらく2回で全パーツが出力できるはず
2個出力する必要があるパーツや、使い方によっては不要なパーツもある
1回目 上から4点 1h42m 40.96g
2回目 残り全部 3h43m 92.66g
3回目 2セット必要なパーツ 1h12m 23.17g
トータル180gぐらいの消費量
- フィラメントの取り出し口について
二種類の取り出し口が選べるようになっていて、まっすぐ取り出すタイプは10mmの穴をひとつあければ良い
斜めに取り出すタイプは中央に大きめの穴、四隅にM3ネジが通る穴を開ける必要がある
- 参考画像

筒状のパーツは2セット必要
画像では見えないが、1本あたりベアリングが2個挿入されている
ベアリングをセットしたあと、左右のパーツで挟み込み、軸を通す

乾物ストッカーの穴に差し込まれるネジ部分は2セット必要

フィラメント取り出し口は使う方だけ出力すればよい
湿度計をセットする場合右下のパーツは不要
フィラメントボックス(密閉容器の流用) † 
FDMを買ったら最初にプリントしておいた方が良いもの † 
備考 † 
- ノズル交換の手順
Bambu Lab A1 Mini〈ノズル交換方法編〉
フィラメントのアンロード
ツールヘッドのカバーは説明ラベルにある通り、左右から摘まむように押せば外れる
ノズルを交換したら本体を操作してノズルの種類を設定しておく
ノズルの設定手順
メニュー画面≫「メンテナンス」≫「ノズル」
→交換するホットエンドに変更
- ノズルと積層ピッチ
本体付属のノズルは0.4、基本は0.2ピッチ
もっと細かくしたい場合は0.2のノズル、0.1ピッチで出力する
それぞれスライサーの設定である程度調整できる
0.2ノズル0.1ピッチだとかなり積層跡は目立たなくなる
積層跡がはっきり出るものの、実用品なら0.4ノズル0.2ピッチで十分
セットアップ † 
- はじめに
箱から取り出し説明書に従って組み立てる
電源プラグが3pinなので2pinへの変換が必要
画面のフィルムを剥がしておく
- 電源を入れる
無線LANに接続(2.4GHzのみ)
アクティベーションを要求してくる
スマホにBambu handyアプリをインストール、サインイン
QRコードをスキャンさせて紐づけをする
- フィラメントのロード
PTEFチューブをセットしたらフィラメントを端から差し込み、手で送っていく
これ以上入らないところまで送ったら、ツールヘッド左上のレバーを左に倒し、さらに送る
このレバーは、本体に貼られた説明ラベルにある通り、Extruder Gear Disengage Leverで
フィラメントをノズルに送るギアを解除するもの
本体画面を操作して、フィラメントのロードを実行
画面の指示に従えばフィラメントのロードが完了する
その後、フィラメントの種類を指定しておく
- イニシャライズ
モーターノイズキャンセリング
振動補正
ノズルクリーニング
レベリング
全部で30分ぐらい
- サンプルの船をプリント
何も設定変えずにそのままプリント
プリント前のイニシャライズに10分ぐらい?
プリント自体は10分ぐらい
- 出力されたモデルの外し方
ビルドプレートは磁石で付いてるので
剥がしてひねれば簡単に外れる
- フィラメントの消費量
サンプルのフィラメントは20g
船を印刷したら残り9g
船は1回しか出せないので注意
- フィラメントのアンロード(フィラメントを外す場合)
画面の指示に従って操作するのが正式だが、ツールヘッド横のレバーをツールヘッド側に押し込めばフィラメントはカットされる
2025/03/30 購入 † 